2020年09月04日

9月秋の薬膳

【9月秋の薬膳】

秋は肺のダメージを受けやすい。乾燥を嫌い、潤いを好むからです。

『肺』は、呼吸機能により気の流れを作り、『気・血・津液』を全身に巡らせているので、『肺』がダメージを受けると、血のめぐりや水分代謝が悪くなり、免疫力が低下、風邪をひきやすくなります。 秋は、『肺』の機能を整え、乾燥しがちな身体に潤いを与えるものを摂るようにしましょう。

【熱は乾燥をまねく】
夏に、体にこもった熱を出しましたか?
今年のように梅雨が長く、9月いまだに猛暑日の続いている今年は、熱がこもったままの人が多いのでは?
熱は乾燥を生みます。そして、オ血を生んでいくことになります。ただでさえ自然界は秋の乾燥の季節。

今年は、いま、まずは熱を出すこと。9月でも夏野菜、中でも冬瓜の役割が重要です。
しかしながら冬瓜の使い方は、温燥の時期と、涼燥の時期で調理に工夫が必要です。

こもった熱を出すこと。長かった梅雨の湿を出すこと。
『今年は』しっかりとそれらを意識して、秋の潤いを取りましょう。
実践にいかせる薬膳教室を定期教室にて毎月お伝えしていきます

◎冬瓜【甘、涼/肺、大腸、膀胱】
身体の熱を取り、津液を補う作用、水分代謝を促進させる作用、利尿作用に非常に優れ、胃腸に優しく消化機能を調整する梅雨から夏にかけて非常に活躍する野菜の一つ。むくみや、腎臓病、糖尿病、膀胱炎、肥満症に良い。
◎冬瓜の皮【甘、涼/脾、肺】
身体の熱を取り、津液を補う作用、水分代謝を促進させる作用、利尿作用に優れる。乾燥させたものは冬瓜皮といって利尿効果のある漢方として使われる。《煎じて飲む》
◎エビ【甘鹹、温/肝、腎、胃】
腎の働きを強め陽気を補う。冷え症や食欲不振に効があり体力回復効果もある。冬瓜との相性がよく、冬瓜の寒涼性を緩和させ、体が冷えすぎるのを防ぐ。
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