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2019年09月10日

重陽の節句と、菊花

重陽の節句と、菊花



9月9日は、重陽の節句です。
奇数は陽。この世の最大の数字の陽が2つ重なることで邪気を払い健康を願う行事ですね。

薬膳でもよく使う菊花。
肝に入り、肝の疎泄作用に働きます。
平肝明目 疎散風熱 清熱解毒 の、効能をもちます。

よく、陽気が一気にあがりすぎることを下ろす頃。すなわち春の薬膳茶として使われるイメージかもしれません。教室でもその頃に紹介します。

さて、今年は今のみたい‼️
今年は特に、今でしょ。
秋老虎のように、暑さが舞い戻っています。秋なのに6月の蒸し暑さを思わせる湿熱

この急激な熱を、下ろしましょうよ。

そして、いま、台風ですね
文字通り「風」が吹きます。
今年の夏は、梅雨も長く、雨も多かったですね。汗がかけずに、熱がこもったままの状態の人が多いのも特徴です。火をもったまま乾燥の秋に入っています。
乾燥は、体の潤いを奪います

そこに風がふくと、
火に風がふくと、、、、炎が立ち上がります。

さぁ、その火を下ろしておきましょうよ。

それが菊花の役割です。


朝の一服に、菊の花と、クコの実を入れ、杞菊茶をいただきました❤️

方剤では、杞菊地黄丸にも菊花をつかいます。
飲む目薬として、疲れ目、目の充血、目の乾きなどに使います。

重陽の節句に菊を愛でたり、食したりすることには迷信でもおまじないでもなく、そんな背景と効能の裏付けがあることを、薬膳教室でもお伝えし、養生にお役立ていただけたらと思う1日でした


【菊花 甘 微苦 微寒/肺、肝】


#薬膳おおいた #小倉倫子
#国際中医師 #国際中医薬膳管理師
#菊花 #杞菊

#今朝の一服 #今日の一服 #杞菊茶  

Posted by N at 15:26Comments(0)薬膳茶